紋所
もんどころ
名詞
標準
family crest
文例 · 用例
仙臺地方には昔から、雀が多かつたのか、仙臺笹とかいふ紋所には、雀が二羽圖案化されてゐるし、また、芝居の先代萩には雀が千兩役者以上の重要な役として登場するのは誰しもご存じの事と思ふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
くじゃくの彩羽の紋所ばかり抜いて並べたパンジー。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
十五の年から二十四になる足かけ九年の間には、買はれた男も買つた男も数少くはなかつたが、男の紋所なんぞをもち物に縫ひとらせて、朋輩の者や、ともすれば、客の座敷の前でぱつぱとのろけ散らしてる時には、彼にはもう新らしい男が択まれてあるのであつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
仙台地方には昔から、雀が多かつたのか、仙台笹とかいふ紋所には、雀が二羽図案化されてゐるし、また、芝居の先代萩には雀が千両役者以上の重要な役として登場するのは誰しもご存じの事と思ふ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
次には黒の紋所である。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
その中の屋號や紋所や簡單な縁を附けた廣告を思ひ出す。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
」 碑の面の戒名は、信士とも信女とも、苔に埋れて見えないが、三つ蔦の紋所が、その葉の落ちたように寂しく顕われて、線香の消残った台石に――田沢氏――と仄に読まれた。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
無念無念と云うて息を引取りましたそうで、その亡骸の紋所から友川様の御次男という事が判明りました。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
作例 · 標準
その着物には、彼の家の紋所が精巧に刺繍されていた。
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紋所は、家系や家柄を示す象徴として、古くから用いられてきた。
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「この紋所、うちの家紋とよく似ているけど、何か関係があるのかな?」
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