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来梅

らいうめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
来梅津家は前記の通り、黒田藩お抱えの能楽師の家柄として喜多流を相伝していたので、利春は幼少の頃から部屋住のまま藩主斉清公の前に出て御囃子や仕舞を度々相勤めて御感に入り、いつも御褒美を頂戴していた。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
この梅は支那と同様に果して日本にも天然に野生していたのか否か、私の窃かに考える所では、元来梅は日本の固有種では無いと断じたい。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
見渡す所今日非常に古い老樹は見当らんが、これは元来梅はスギ、クスノキをどの様に、そう永年生を遂げ得る樹では無いので、その間新陳代謝し、従て今では古代の樹は認め得られぬのである。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
おそらくは、「信玄公の御舎弟、左馬介典厩信繁どののおん首、宇佐美駿河守の家来梅津宗三が打ったりっ」 と呶鳴ったのであろうが、喘ぎと、昂奮と、異様な音響の中なので、何を叫んでいるのかよく聞きとれなかった。
吉川英治 上杉謙信 青空文庫
元來梅そのものが氣骨ある木也。
大町桂月 久地の梅林 青空文庫