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垂れ布

たれぬの
名詞
1
標準
hanging curtain used in place of a wall (Heian period)
文例 · 用例
アラムハラドは長い白い着物を着て学者のしるしの垂れ布のついた帽子をかぶり低い椅子に腰掛け右手には長い鞭をもち左手には本を支えながらゆっくりと教えて行くのでした。
宮沢賢治 学者アラムハラドの見た着物 青空文庫
「おいで遊ばせ」 とクルリと背を向け、一つの入口の垂れ布を、上へ上げると身を斜に、消えるがようにはいって行った。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
おいで遊ばせ」「今、参る」 と陶器師は金襴の垂れ布をつと開いた。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
」 金襴の垂れ布を掲げると隣りの部屋へよろめいて出た。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
まず前房から説明すると、床が滑石で張り詰められてあり、その天井が非常に高いのが何より目立つ特色で、後房に通ずる戸口には黒色の垂れ布がかけられてあり、中庭に通ずる戸口には厳重な扉が設けられてあった。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
その時、黒い垂れ布をかかげ、後房から姿を現わしたのは、一人の威厳のある老人であったが、しずかに戸口へ歩み寄ると、閂を取り扉をあけた。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
と、それを合図にして、後房の垂れ布を左右へひらき、一人の若々しい青年と、一人の乙女とがはいって来たが、つと乙女は卓の側へ行き、青年は棚から銀盆をおろし、火炉の前へ佇んだ。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
部屋の片隅に設けられてある、大形の湯槽の栓を抜き、そこから迸り出た温湯で、次々に手を洗った三人は、無造作に犠牲者へ白布を掛けると、何んの変事もなかったように、黒い垂れ布を押し分けて、揃って後房へはいって行った。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の貴族の邸宅では、部屋の仕切りに優雅な垂れ布が使われた。
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寝殿造りの家屋には、風を通すための垂れ布がかけられていた。
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儀式の場では、華やかな文様の垂れ布が空間を荘厳に飾った。
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