男舞
おとこまい
名詞
標準
dance where a female dancer dresses up as a man (late Heian to early Kamakura period)
文例 · 用例
中の舞の初段の左右の型のところで気が掛からないと云って十遍ばかり遣り直させられてスッカリ涙ぐんだあとで、利彦氏が同じ稽古(男舞)で又やり直し十数回の後、とうとう突飛ばされてしまったのを見て、「出来ないのは自分ばかりじゃないな」と窃に得意になった事もある。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
◇ 能管の金内吉平氏は翁の生存当時の能管の中でも一番の年少者で、体格も弱少であったが、或る時、「敦盛」の男舞を吹いている最中に翁が覗いているのに気が付いたので固くなったらしく、笛がパッタリ鳴らなくなった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
金瓶大黒の今紫の男舞といえば、明治もずっと末になって、今紫といった妓の晩年まで地方の劇場では売りものにしていた。
— 長谷川時雨 『最初の外国保険詐欺』 青空文庫
彼女は今様男舞を呼びものにしていた。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
その後も地方を今紫の名を売物にして、若い頃の男舞いを持ち廻っていた様であった。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
お倉は新宿の遊女、今紫は大籬の花魁、男舞で名をあげ、吉原太夫の最後の嬌名をとどめたが、娼妓解放令と同時廃業し、その後、薬師|錦織某と同棲し、壮士芝居|勃興のころ女優となったりして、男舞いを売物に地方を廻っていたが、終りはあまり知れなかった。
— 長谷川時雨 『明治大正美女追憶』 青空文庫
又男舞ひを模倣する意義に於て、遊女の間にも行はれた。
— 折口信夫 『組踊り以前』 青空文庫
即かぶき男の動作を取り込んで、荒事ぶりを編み出し、念仏踊り及び旧来の神事舞・小唄舞を男舞にしたてゝ、をどり出した。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
noh dance performed by a man without a mask
作例 · 標準
例句