擬人
ぎじん
名詞頻度ランク #28738 · 青空 21 例
標準
simulation of a person
文例 · 用例
モルモットを擬人法に書いた童話の作が私に在ります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
次に草祖葺野姫を生む」としてあって、歴史家はこれを日本民族が日本島国発見の擬人化神話としているが、私はそれを地震と火山の活動による土地の隆起成生とするのである。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
下って「ニグロ型」「食人種型」「擬人猿類型」、就中「狒狒型」「猩猩型」なぞいうものがありますが、もうこの辺になると、呑だくれの異名か好色漢の綽名か、又は進化論者が人類侮辱の刷毛序につけた醜名か、その辺のところがはっきりしません。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
無遠慮に評せば、擬人せる貧窶の妃嬪の裝束したるとやいふべき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
寓言的に、擬人法を用ゐて、神人を點出したことは莊子などに存しても居るが、何も禮拜叩頭の標的として、宇宙の主宰者のやうなものを設けてゐるのではない。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
上帝はハッキリと擬人せられたのは穆公の夢がはじまりかと考へられるが、これより前既に長い/\間に上帝の思想は凝結されて人の如き形及び作用を有するものとなつてゐたのであらう。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
それは小杉放庵といふ作者は、小杉未醒といふ作者をこの「胡馬」の前脚の処に封じ込んでしまつたのだと考へる、私はそれほどに、この馬の前脚に人間が立つてゐるやうな、擬人的なものを感じられるのである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
第二、美妙斎の人気を博した第一の理由は文章上の新味であるが、この新味はこれまでの日本文には余りなかった非情物即ち草木や動物の擬人法、例えば花が囁※いたとか犬が欠伸したとかいうような文句や、前にもいった足利時代の「おじゃる」詞や「発矢!
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫