戯言
ぎげん
名詞頻度ランク #14281 · 青空 129 例
標準
joke
文例 · 用例
うかれ男 何で某がいふことが戯言であらうぞや。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
初めのうち私は、戯言だと思っていた。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
傍の女を対手にして戯言を云っていた宇賀の老爺は、小さな円な眼を長者の方にやりました。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
宇賀の老爺はこれを見ると小声でまた女に戯言を云いだしました。
— 田中貢太郎 『宇賀長者物語』 青空文庫
おはまはにこにこしながら、省作の手もとを見やって、「省さんはわたしに負けたらわたしに何をくれます……」「おまえにおれが負けたら、お前のすきなもの何でもやる」「きっとですよ」「大丈夫だよ、負ける気づかいがないから」 こんな調子に、戯言やら本気やらで省作はへとへとになってしまった。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
戯言とまじめと工合よく取り交ぜて人を話に引き入れる。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
戯言に事欠いて、人の体さ疵のつくような事いうもんじゃない。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
随分おしゃべりな政さんなぞも、陰でこそかれこれ茶かしたようなことを言っても、面と向かってはすっかりてれてしまって戯言一つ言えない。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫