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ぜんさつ
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文例 · 用例
何故なら熊城君、すでに僕は危険を悟って、心理学の著述などは、ロッジの『レイモンド』ボルマンの『蘇格蘭人ホーム』の改訂版以後は読まないのだし、また、『妖異評論』の全冊を焼き捨ててしまったほどだからね」 最後に至って、法水は鉄のような唯物主義者の本領を発揮した。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
この早稲田本を早大に移る以前に抄録解説したのが饗庭篁村氏の『馬琴日記抄』であって、天保二年の分を全冊転印されたのが和田万吉氏の『馬琴日記』(原本焼失)である。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
既に「騒人」と称する文学雑誌の如きは、カッフェー特別号なるものを編纂し、文芸諸名士のカッフェーに関する名文を網羅して全冊を埋めていた。
— 永井荷風 『申訳』 青空文庫
『バーソロミューは日記をつけていた人で、その全冊が残っていて保存されているそうです。
— 片岡義男 『ラハイナまで来た理由』 青空文庫
すでにすべて本に収録されていますから、どれがそうか明記した上で、全冊を日比谷さん宛にお送りします。
— 片岡義男 『道順は彼女に訊く』 青空文庫