幻辞.com

たらり

たらり
副詞副詞-と
1
標準
drop-by-drop
文例 · 用例
席へ、薄い真綿が羽二重へ辷つたやうに、さゝ……と唯衣の音がして、膝を組むだ足のやうに、友染の端が、席をなぞへに、たらりと片褄に成つて落ちた。
泉鏡太郎 続銀鼎 青空文庫
山へ上ったというではなし、たかだか船の中の車座、そんな事は平気な野郎も、酒樽の三番叟、とうとうたらりたらりには肝を潰して、(やい、此奴等、)とはずみに引傾がります船底へ、仁王立に踏ごたえて、喚いたそうにござります。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
「とう――とうたらりたらりらア――。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
とう――とうたらりたらりらア……」 と私は心の中で謡い合わせながら、久しぶりに身も心も消えうせて行くような荘厳な芽出度い気持になっていた。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
眼はあくまでも細く、口鬚がたらりと生えていた。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
仙術の法力を失った太郎は、しもぶくれの顔に口鬚をたらりと生やしたままで蔵から出て来た。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
太郎は卓の東南の隅にいて、そのしもぶくれのもち肌の頬を酔いでうす赤く染め、たらりと下った口鬚をひねりひねり酒を呑んでいた。
太宰治 ロマネスク 青空文庫
彼アイヌ、眉毛かがやき、白き髯胸にかき垂り、厳かしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらゐ、真夜なす眼の窩のアイヌ、今は善し、オンコ削ると息長に息吹き沈み、恍れ、遊び、心足らふと、そのオンコ、たらりたらりと削りけるかも。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
作例 · 標準
軒先から雨水がたらりと垂れて、水たまりに小さな波紋を作った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
額からたらりと一筋の汗が流れ、彼は緊張した面持ちで審判の合図を待った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
パンケーキの上から蜂蜜をたらりとかけると、甘い香りがふわっと漂った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
2
標準
loosely (hanging)
作例 · 標準
浴衣の帯をたらりと垂らしたまま、彼女は湯上がりの涼みを楽しんでいた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
柳の枝が川面に向かってたらりと伸び、風に吹かれてゆらゆら揺れている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
描きかけの絵筆から赤い絵具がたらりと落ちて、キャンバスを汚してしまった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
たらり(たらり) — 幻辞.com