薬缶
やかん
名詞頻度ランク #26392 · 青空 89 例
標準
kettle
文例 · 用例
」 と背向きになって小腰を屈め、姥は七輪の炭をがさがさと火箸で直すと、薬缶の尻が合点で、ちゃんと据わる。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
火鉢に大きな薬缶が掛けてあって、その傍には菓子の箱が列べてある。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
薬缶のお湯が、シュンシュン沸いている、あの音も聞えません。
— 太宰治 『水仙』 青空文庫
また配給の三合の焼酎に、薬缶一ぱいの番茶を加え、その褐色の液を小さいグラスに注いで飲んで、このウイスキイには茶柱が立っている、愉快だ、などと虚栄の負け惜しみを言って、豪放に笑ってみせるが、傍の女房はニコリともしないので、いっそうみじめな風景になる。
— 太宰治 『禁酒の心』 青空文庫
お母さん、薬缶を貸して下さい。
— 太宰治 『女神』 青空文庫
」 何気ないような快活な返事をして、細君は彼に薬缶を手渡す。
— 太宰治 『女神』 青空文庫
台所では薬缶の沸騰する音がし、大きな黒猫が籠のなかで背中を丸めているだけで、以前の女の影はどこにも見えませんでした。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
ごく柔らかな、穏やかな、さやさやと薬缶から湯気が噴き出すような、かすかな音。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
作例 · 標準
朝食のため、薬缶でお湯を沸かした。
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この古い薬缶は、祖母が使っていた思い出の品だ。
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キャンプで使うために、小型の薬缶を持ってきた。
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標準
bald head
作例 · 標準
その老人は、磨かれた薬缶のように光る頭をしていた。
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最近、髪が薄くなってきて、自分の頭が薬缶のように見えるようになった。
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落語家が、薬缶頭をテーマにした滑稽な話で観客を笑わせた。
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