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泉殿

いずみどの
名詞
1
標準
文例 · 用例
―― 泉殿に擬えた、飛々の亭のいずれかに、邯鄲の石の手水鉢、名品、と教えられたが、水の音より蝉の声。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
―― 泉殿に擬へた、飛々の亭の孰れかに、邯鄲の石の手水鉢、名品、と教へられたが、水の音より蝉の声。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
その青年時代には尾張熱田の社司|粟田知周について歌道を修め、京都に上って冷泉殿の歌会に列したこともあり、その後しばらく伴蒿蹊に師事したこともあるという閲歴を持つ人である。
第二部下 夜明け前 青空文庫
後には、中門も、東西に開き、泉殿・釣殿を左右に出す様に、相称形を採る様になつたが、古くはどちらかに一つ、地形によつて造られて居たものと思はれる。
――序説として―― 唱導文学 青空文庫
此図面には、大抵所謂寝殿造りの「泉殿」が能舞台の役目をして居まして、客殿――寝殿の変化――から見ることが出来る様になつて居るのです。
折口信夫 能舞台の解説 青空文庫
つまり泉殿がまづ、庭の芸が舞台の芸になつた最初の建て物と見てよいのだと考へるのです。
折口信夫 能舞台の解説 青空文庫
そして舞台の構造が、著しく後々発達する泉殿式の舞台とは区別せられて見えます。
――花祭り解説―― 山の霜月舞 青空文庫
ところが、よく考へて見ますと、昔の芸能の舞台が、泉殿式の舞台になる以前の形を維持展開して来たものだと言うてよさ相です。
――花祭り解説―― 山の霜月舞 青空文庫