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腹這い

はらばい
名詞
1
標準
文例 · 用例
一同は狂気のように躍り上って、悦んだ、そうして小さい谷川へ下りたときには、敷石の水成岩の上に、腹這いになって、飲む、嗽ぐ、洗う、もう浸かるばかりにして、やっと満腹した。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
で、彼はとっさの間に、グラウンドに沿うて木柵によって仕切られている街道まで腹這いになって進んだ。
葉山嘉樹 死屍を食う男 青空文庫
「奴も腹這いになって、障害物のない所で見張ってやがるんだな」 安岡は、自分自身にさえ気取られないように、木柵に沿うて、グラウンドの塵一本さえ、その薄闇の中に見失うまいとするようにして進んだ。
葉山嘉樹 死屍を食う男 青空文庫
生け垣の外から、腹這いになって目を凝らしている安岡の前に、おもむろに深谷が背を伸ばした。
葉山嘉樹 死屍を食う男 青空文庫
あくる朝、直治は寝床に腹這いになって、煙草を吸いながら、遠く海のほうを眺めて、「舌が痛いんですって?
太宰治 斜陽 青空文庫
腹這いになった途端に、ぐっと来た。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
僕はいま、寝床に腹這いになって、この「最後」の日記をつけている。
太宰治 正義と微笑 青空文庫
勇気を出して寝床に腹這いになって、日記をつける。
太宰治 正義と微笑 青空文庫