赤袴
あかばかま
名詞
標準
文例 · 用例
夢か、犬かと、思ったのが薄汚れた、赤袴です。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
赤袴の這身で忍んで、あらかじめ、お冬さんの衣桁にも掛けず嗜んで置いた、帯を掴み出していたのです。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
彼が折花攀柳の遊宴を恣にしたるが如き、彼が一豎子の私怨よりして関白基房の輦車を破れるが如き、将彼が赤袴三百の童児をして、飛語巷説を尋ねしめしが如き、平氏が天下に対して其同情を失墜したる亦宜ならずとせず。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
まるで境内で鹿を放し飼いにしておくような要領で、この神社の山上高くて広々した境内のあッちこッちに、白衣赤袴の娘さんの幾群かが庭掃除をしていたり、サイセン箱をのぞいていたり、散歩していたり、放し飼いにしてあるね。
— 伊達政宗の城へ乗込む――仙台の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
目下は安産にからまるモロモロ、たとえば結婚式にまでさかのぼッて取り扱い、さてこそ白衣赤袴の娘さんが続々と入用なのだそうだ。
— 伊達政宗の城へ乗込む――仙台の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫