正札
しょうふだ
名詞
標準
price tag
文例 · 用例
正札を見ると百二十円とあった。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
換言すれば、月並みな陳套な正札付きの真実よりも、うそから出た誠にかえってより多くのより深き真実を見いだすこともありうるという意味で、こうした言葉を使っているのではないかと想像される。
— 寺田寅彦 『映画雑感(※)』 青空文庫
靴屋の安売――運動靴に、平常靴に、雪靴に、金と赤のイヴニングシューズまで寄せて一円五十銭也と括りの紐の結び目に正札で下って居ます。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
いつか三越の六階で薔薇を見ていたら、それにもちゃんとこの虫がついたままに正札をつけてあるのを発見して驚いた事がある。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
よく拭き込んだ板敷の床は凸凹だらけの土間に変り、鏡の前に洋酒の並んだラック塗りの飾り棚の代りには縁台のようなものが並んで、そこには正札のついた果物の箱や籠や缶詰の類が雑然と並んでいた。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
あのころには書物の値段は正札でなく一種の符徴でしるしてあった。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
男もので手さえ通せばそこから着て行かれるまでにして、正札が品により、二分から三両|内外まで、膝の周囲にばらりと捌いて、主人はと見れば、上下縞に折目あり。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」と眼を※りしが、天なるかなと断念て、「以後は正札附になすってはどうです、その方がお手数が懸りますまい。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
商店街の老舗では、駆け引きなしの正札販売をモットーにしており、客からの信頼が厚い。
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海外の市場では定価がないことが多いが、デパートに行けば正札が付いていて安心だ。
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このカバンは正札が剥がれかけていて、正確な値段が分からなくなっている。
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