村名
そんめい
名詞
標準
文例 · 用例
蕪村名句中の一名句である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
したがってそこらの村々で鷹を見つけ、又は鷹を捕えたものは、その村名主に届け出るにきまっている。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
そして各包毎に、村名、氏名、納付月日、受付番號、納付包數等をそれぞれに書き込んだ荷札をつけた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
彼が曾て河北に客となっているとき、村名主の妻が死んでまだ葬らないのがあった。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
この婆様が四年前の四月、例により塩を担うて来た畚(フゴ)の中にかの村名産のタチガイ多く入れあった。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
来年は何をするか――一九三〇年に対する私の希望・抱負・計画――牧野信一 ある先輩が経営することに決つた其鰤敷魚場は今月(十一月)から来年の六月迄房州の何某村(村名を今ちよいと失念した)で行はれる。
— ――一九三〇年に対する私の希望・抱負・計画―― 『来年は何をするか』 青空文庫
「在るとも/\、怒田村の村長は、わたしの家内の、また従兄にあたる苗字からして村名そのまゝ怒田権五郎といふ人物だ。
— 牧野信一 『その村を憶ひて』 青空文庫
ここの井戸は深いせいか、実によく冷えるなア」 三吉にはそれも耳に入らぬらしく、折悪しく帆村名探偵の海外出張中なのを慨いていた。
— 海野十三 『地中魔』 青空文庫