中間部
ちゅうかんぶ
名詞
標準
middle section (of a composition in ternary form)
文例 · 用例
」殿樣が中間部屋の趣がある。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
今ここのお部屋で無理に茶碗で一杯飲まされたもんですから」 彼は武家屋敷の中間部屋へ出入りをする物売りの女であった。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
これはあぶないと思って、勇作は素早く逃げ出して、台所のそばにある中間部屋へ転げ込んだので、勘次も源吉もおどろいた。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
これも若い独り者で、煙草屋といっても店売りをするのではなく、刻み煙草の荷をかついで、諸藩邸の勤番小屋や中間部屋、あるいは所々の寺々などへ売りに行くのである。
— かむろ蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
そこで、頭と尻尾の部分を除いた中間部、そこがなんと言っても一番美味い。
— 北大路魯山人 『鮎ははらわた』 青空文庫
二十八にもなるというのに、なんら、なすこともなく方々の中間部屋でとぐろを巻いて陸尺、馬丁などという輩とばかり交際っているので、叔父の庄兵衛がもてあまし、甲府勤番の株を買ってやったが、なにしろ、甲府というところは山ばかり。
— 捨公方 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
懐手のままで、ぬうと脇阪の中間部屋へ入って行く。
— 捨公方 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
一種茫漠たるこの人物は、この脇坂の中間部屋にこれでもう十日ばかり流連荒亡している。
— ねずみ 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
交響曲の中間部は、緩やかなテンポで演奏された。
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小説の中間部で、物語は大きく展開する。
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この建築物の中間部は、美しい装飾が施されている。
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