阿五
阿五
名詞
標準
文例 · 用例
藍皮阿五は酒碗を下に置き、平手で老拱の脊骨をいやというほどドヤシつけ、何か意味ありげのことをがやがや喋舌って「手前は、手前は、……また何か想い出してやがる……」 片田舎の魯鎮はまだなかなか昔風で、どこでも大概七時前に門を閉めて寝るのだが、夜の夜中に睡らぬ家が二軒あった。
— 魯迅 『明日』 青空文庫
「單四|嫂子、子供を抱いてやろうか」 藍皮阿五の声によく似ていた。
— 魯迅 『明日』 青空文庫
こういう時に天将の一人が降臨して一|臂の力を添える事が、彼女の希望であったのだろうが、今頼みもしないで出て来たのがこの阿五将だ。
— 魯迅 『明日』 青空文庫
しかし阿五には一片の侠気があって、無論どうあっても世話しないではいられないのだ。
— 魯迅 『明日』 青空文庫
だからしばらく押問答の末、遂に許されて、阿五は彼女の乳房と子供の間に臂を挿入れ、子供を抱き取った。
— 魯迅 『明日』 青空文庫
阿五は何か話しかけたが單四嫂子は大半答えなかった。
— 魯迅 『明日』 青空文庫
しばらく歩いたあとで阿五は子供を返し、昨日友達と約束した会食の時刻が来たことを告げた。
— 魯迅 『明日』 青空文庫
門内には王九媽と藍皮阿五の類、門外には咸亨の番頭さんやら、赤鼻の老拱やらであった。
— 魯迅 『明日』 青空文庫