事無し
ことなし
'ku' adjective (archaic)
標準
uneventful
文例 · 用例
西洋から帰って銀座通りが狭く低く感じるのも同じような事で別に珍しい事でもないかもしれないが、ともかくも一つの世界に常住しているものが、一度そこをはなれてその外の世界を見る事無しに自分の世界を正当に認識する事のいかに困難であるかという事実の一例にはなると思う。
— 寺田寅彦 『断片(2)』 青空文庫
野山に生ひたるは、画にこそ見たることもあれ、まことには眼にしたる事無し。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
併し此方では何等の不思議を見た事無し、強て心当りを探り出せば、前に記した一件のみ。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
九、起きてみつ寝てみつ胸中に恋慕の情絶える事無し。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
四日、己亥、晴、将軍家聊か御病悩、諸人奔走す、但し殊なる御事無し、是若し去夜御淵酔の余気か、爰に葉上僧正御加持に候するの処、此事を聞き、良薬と称して、本寺より茶一盞を召進ず、而して一巻の書を相副へ、之を献ぜしむ、茶徳を誉むる所の書なり、将軍家御感悦に及ぶと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
彬驚いて曰く、全く其事無しと。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
父さまが鎌倉においでなされたら、わたし等も斯うはあるまいものを、名聞を好まれぬ職人|氣質とて、この伊豆の山家に隱れ栖、親につれて子供までも鄙にそだち、詮事無しに今の身の上ぢや。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
此村の名主の家のほか他所には絶えて在る事無し。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
作例 · 標準
平穏な日々は過ぎ、事無しの一年だった。
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旅行は事無しに終わったが、少し物足りなさも感じた。
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彼の人生は事無しで、大きな波風が立つことはなかった。
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標準
easy
作例 · 標準
その仕事は彼にとって事無しで、あっという間に片付けた。
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子供向けのパズルなので、事無しに解くことができた。
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彼女は事無しに難しい問題を解決してみせた。
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標準
having nothing to do
作例 · 標準
今日は特に事無しで、一日中家で過ごした。
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仕事が早く終わったので、午後は事無しだ。
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彼は週末、いつも事無しに過ごしている。
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