女中部屋
じょちゅうべや
名詞
標準
female servants' bedroom
文例 · 用例
女中部屋の方では陽気な笑声がもれる。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
女中部屋の縁のない赤ちゃけた畳、びんつけ油のにおい、竹の行李の底から恥かしき三徳出して、一枚、二枚とくしゃくしゃの紙幣、わが目前にならべられて与えられたような気がして、夜明けと共に、電話した。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
会社だと午食の弁当が待遠いようだけどなア」と言いながら其処を出て勝手の座敷から女中部屋まで覗きこんだ。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
女中部屋など従来入ったことも無かったのであるが、見ると高窓が二尺ばかり開け放しになってるので、何心なく其処から首をひょいと出すと、直ぐ眼下に隣のお源が居て、お源が我知らず見上た顔とぴたり出会った。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
そっと女中部屋を出て、手さぐりで冷えきった台所に行って、戸棚を開けた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「叱……」 がさり…… いや、もつと近い、つぎの女中部屋の隅らしい。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
」と女中部屋へ入つた。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
」 あくる日、晩飯の支度前に、臺所から女中部屋を掛けて、女たちが頻に立迷つて、ものを搜す。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
作例 · 標準
広大な邸宅では、女中部屋もいくつかに分かれていた。
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彼女は、昔ながらの女中部屋で、仲間たちと昔話に花を咲かせた。
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女中部屋は、使用人たちのプライベートな空間として大切にされていた。
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