幻辞.com

穀屋

こくや
名詞
1
標準
文例 · 用例
穀屋が小豆の屑を盆の上で捜すように、影を揺ってごらんなさい。
――或はKの溺死 Kの昇天 青空文庫
裾をからげて砲兵の古靴をはいている様子は小作人というよりも雑穀屋の鞘取りだった。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
穀屋からは、燕麦が売れた時事務所から直接に代価を支払うようにするからといって、麦や大豆の前借りをした。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
ペテンにかけられた雑穀屋をはじめ諸商人は貸金の元金は愚か利子さえ出させる事が出来なかった。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
父の家業が穀屋であるので此度は辛棒出來るからと父へ泣きついて幾らかの資本を貢いでもらつて小さながらも水戸で穀屋の店を開いて居る。
長塚節 商機 青空文庫
其下宿といふのは表は穀屋で隱居夫婦が内職にやつて居るのであつた。
長塚節 開業醫 青空文庫
雑貨店・雑穀屋・呉服店、小さな見窄らしいそれらの店の間に挟まって、一軒の薄汚い居酒屋があった。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫
「雑穀屋へ来たのかね。
佐左木俊郎 恐怖城 青空文庫