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苦もなく

くもなく
副詞
1
標準
easily
文例 · 用例
たつきの業を山からかずけられて生活する麓の土民は、山の秘密や消息を苦もなく明す人間を、感謝し、惧れ、また親しんだ。
岡本かの子 富士 青空文庫
自分の考えた通りに苦もなく引き上げられたので児供ながらも其時の嬉しさというものはなかった。
伊藤左千夫 井戸 青空文庫
高等学校から大学へ苦もなく進めた。
岡本かの子 青空文庫
彼女ユーロップの頭とアラビア海の心臓と東洋風の肉体、苦もなく私に委せてしまった。
Love on Drought 恋の一杯売 青空文庫
西欧人に比べて東洋人は生命を苦もなく棄てるのであるが、陳子文の死には過去から現代の過程のなかに生きる近代的な苦悶の潜んでいたことを米良は知るのである。
吉行エイスケ 地図に出てくる男女 青空文庫
これと反対に、読んでおのずから胸の透くような箇所があれば、それはきっと著者のほんとうに骨髄に徹するように会得したことをなんの苦もなく書き流したところなのである。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
そして苦もなく十万坪の土地が手に入った。
国木田独歩 牛肉と馬鈴薯 青空文庫
車夫は取って返し、二人はつかみあいを初めたが、一方は血気の若者ゆえ、苦もなく親父をみぞに突き落とした。
国木田独歩 窮死 青空文庫
作例 · 標準
彼女は難しい問題を苦もなく解いてしまった。
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彼はどんな困難も苦もなく乗り越えるだろう。
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訓練を積んだ兵士たちは、苦もなく任務を遂行した。
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