沈潜
ちんせん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
sinking into deep thought
文例 · 用例
そうして、二元のために、特に二元の隔在的沈潜のために形成さるる内部空間は、排他的完結性と求心的緊密性とを具現していなければならぬ。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「沈潜」のうちにも過去を擁する止揚の感情が表わされている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
而も此竹の感情は凡てその根に沈潜して行くのである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
別に新しい計画があるのでもないが、いよいよ詩生活に沈潜しようと思つてゐる。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
それとも一座の沈潜した空気を緩和するための道化振りだったのか。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
飛躍の母胎は沈潜である。
— 種田山頭火 『道〔扉の言葉〕』 青空文庫
私は私に籠る、時代錯誤的生活に沈潜する。
— ――(消息に代えて)―― 『私を語る』 青空文庫
肉声で聴く場合には色々の煩わしさが伴ってかえって心の沈潜が妨げられることがあるが、レコードは旋律だけの純粋な領域をつくってくれるのでその中へ魂が丸裸で飛び込むことができる。
— 九鬼周造 『小唄のレコード』 青空文庫
作例 · 標準
彼は書斎に沈潜し、新しい論文の構想を練っていた。
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芸術家は、しばしば自己の内面へと沈潜する。
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彼女は一人で沈潜する時間を大切にしている。
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