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名詞
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標準
文例 · 用例
古い砲彈の片などが掘り出されてそれが要塞區域の砂の中で まつくろに錆びついてゐたではないか。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
一切を憎惡し、粉し、叛逆し、嘲笑し、斬奸し、敵愾する、この一個の黒い影をマントにつつんで、ひとり寂しく陸橋を渡つて行く。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
無慘やあまたの砲車は敵彈に撃ちかれ、鮮血あたりの草を染めるありさま。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
それは丁度大きな磁石が鐵の片を吸ひつける作用のやうに思はれた。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
輕い、淡々しい雲が沖なる海の上を漂ふて居る、鴎が飛ぶ、浪がける、そら雲が日を隱くした!
国木田独歩 湯ヶ原より 青空文庫
其處で廷丁は石を庫に入んものと抱き上て二三歩|歩くや手は滑つて石は地に墮ち、けて數十|片になつて了つた。
國木田獨歩 石清虚 青空文庫
私はその虚僞をきたい、その隙間をしつくりと埋めてしまひたい。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
今まですべてを、いやお前の心と體のすべてを自分の物と信じてゐた私の信念が、其處で粉微塵にかれてしまつたやうな氣がしたのだ。
南部修太郎 疑惑 青空文庫