用が足りる
ようがたりる
表現動詞-一段
標準
to do the job
文例 · 用例
下婢で用が足りる位なら、世間の男は誰だツてうるさい妻なんか持ちはしない。
— 三島霜川 『青い顏』 青空文庫
頼み手があるというなら、それを聞きゃ用が足りるんだッ。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
狂言の名題と役割と、入場料と開場時間と、食堂の鮨や弁当の値段さえ判ればそれで好いというような、今日の安っぽいプログラム式の番附では、単に用が足りるというだけのことで、芝居らしい気分も、暢やかな気分もとうてい浮かみ出して来そうもない。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
今日でも当時、普通科をやった人たちがよくこの普通科を修めたために、絵をやる方の人でもちょっと小刀が使え、木彫りをやる人の方でも、絵のことが分るというわけで、相当の用が足りるので都合が好いといっておりますが、全くそういう便利があって、これは重宝で好いと思うことであります。
— 学校へ奉職した前後のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
書物を遣らして見ると帳面ぐらいはつけ、算盤も遣り調法でべんちゃらの男で、百姓を武家言葉で嚇しますから用が足りる、黒の羽織なぞを貰い、一本|帯して居る、其のうち 富「古い袴が欲しい、小前の者を制しますには是でなければ」 などとべんちゃらをいう。
— 三遊亭圓朝 『真景累ヶ淵』 青空文庫
しかし、まあ、どこへ行ってもそうであるように、都会の相当なホテルにいる以上、英語ですべて用が足りることは勿論だ。
— 白い謝肉祭 『踊る地平線』 青空文庫
手紙の用が足りるぐらいは覚えておきなさい。
— 兆青流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫
兇行の室内から三文判を探しだして満足したのか、実印をさがしたが見つからなかったのか不明であるが、あれほど信用組合の時間を気にしていたところをみると、三文判で用が足りるものと満足していたのかも知れないね。
— 坂口安吾 『フシギな女』 青空文庫
作例 · 標準
この古い道具でも、十分用が足りるから新しいものは買わないよ。
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急な出張だったが、これだけの荷物があれば何とか用が足りるだろう。
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彼の説明はシンプルだったが、要点をしっかり押さえていたので用が足りた。
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