老幼
ろうよう
名詞
標準
(the) old and young
文例 · 用例
蔦かずらの這う古く懐かしい家の中で、薪の燃えるストーヴの火を囲みながら、老幼男女の一家族が、祖先の画像を映す洋燈の下で、むつまじく語り合うことを言うのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
当人の顔だけ写ってしゃべるのよりも、たとえば仮り小屋の壇上に立っておおぜいの老幼男女に囲まれているほうがいかにもアメリカの大統領になっている。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
文人画の元祖である中華民国でも、美術の本場であるフランスでも、一般人士の間にはたして日本の老幼男女に共通な意味でのよい景色を賞観する心持ちがあるかどうかわからない。
— 寺田寅彦 『カメラをさげて』 青空文庫
あれはもう初夏の頃で、そろそろれいの中小都市爆撃がはじまって、熱海伊東の温泉地帯もほどなく焼き払われるだろうということになり、荷物の疎開やら老幼者の避難やらで悲しい活気を呈していた。
— 太宰治 『雀』 青空文庫
叡山筑波山の如きは無くもがなのものだといふ評さへ聞くが、こゝのは蓋し出來れば出來た方が婦女老幼のために甚大の利を餽ることにならう。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
嚴格なる老幼の序、階級、制度等に對する不平や反抗も凡て此の神秘が融解したのである。
— 木下杢太郎 『海郷風物記』 青空文庫
老幼賢愚の隔意なく胸襟を開いて平々凡々に茶を啜り、談笑して御座る。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
老幼の間の情愛礼譲の美しさ。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
この地域の祭りには、老幼を問わず、多くの住民が参加して賑わいを見せる。
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災害時には、老幼や体の不自由な人々を優先的に避難させる必要がある。
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その公園は、老幼男女誰もが楽しめるように、様々な遊具や健康器具が設置されている。
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