能筆
のうひつ
名詞名詞-の形容詞
標準
skillful penmanship
文例 · 用例
高等學校でも大學でも獨逸人には「能筆」と云はれる。
— 『青空』記事 『青空同人印象記(大正十五年六月號)』 青空文庫
仲間の中で能筆の手前が、こんな金くぎの字を書くか。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
およそ、文字と筆にかかわりのあるところは、それぞれ菅公の徳をたたえ、その能筆にあやかろうという祈念から、筆子、門人、弟子一統残らずを招いて、盛大なところは盛大に、さびれているところはさびれたなりに、それぞれおもいおもいの趣向をこらしながら、ともかくにも、この日一日を楽しむのがそのならわしでした。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
路通 おまへは能筆だ。
— 岡本綺堂 『俳諧師』 青空文庫
五十四 この家の格子先へ、叔父の能筆で書いた看板が掲けられたり、事務員募集の札が張られたりした。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
なまじっか習った能筆風な無性格の書や、擬態の書や、逆にわざわざ稚拙をたくんだ、ずるいとぼけた書などが随分目につく。
— 高村光太郎 『書について』 青空文庫
水茎の跡を見せてあげるから」 書かせてみると、なるほど達筆、どこの姫君が書いたかと思うような能筆である。
— 坂口安吾 『山の神殺人』 青空文庫
ところで今日は少し眼先を変えて“能筆ジム”と呼ぶニセ札造りを御紹介しよう。
— 坂口安吾 『“能筆ジム”』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の能筆な書道は、見る者を魅了する。
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その古文書は、高僧の能筆によって書かれたものだと言われている。
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能筆な筆遣いで書かれた手紙は、心を込めた贈り物となる。
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