良きもの
よきもの
名詞
標準
good thing
文例 · 用例
いい加減にしていると、矛盾も矛盾に見えず、より良きものが眼につかないからです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
反対に、真面目になって、まともに向うと、矛盾が目につき、より良きものが望まれ、現状にひどい不満を感じて来るからです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
人間にあって、何が一番深刻な矛盾であって、いつが一番より良きものを望む時でしょうか。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
こは家に釣の具の備への無きにはあらねど、猶ほ良きものを新に買ひ調へて携へ行かんには必ず利多かるべしと思ひてなり。
— 幸田露伴 『鼠頭魚釣り』 青空文庫
私は其処にサモアの為、良きものを齎すであろう約束を読んだのです。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
依て食餌惡しきときは滓多くして正味少なく、五體を養ふに不足出來る道理なれば、食餌は精々良きものを心懸け、惡しきものを喰わぬよふにせねばならぬ筈なり。
— 福澤諭吉 『養生の心得』 青空文庫
これを要するに、「松浦あがた」の地、殆その全部に亙りて山嶽縦横に連り、海岸はおほむね断崖をなし、出入はなはだしく、また所々に港の良きものを開く、佐世保、仮屋、呼子、及び唐房湾の如きは、その例なり。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
○比良目は蛋白質壱割九分、脂肪四厘七毛あり、比良目と鰈は魚類中最も消化の良きものなり。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫