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矛盾撞着

むじゅんどうちゃく
名詞動詞-サ変
1
標準
self-contradiction
文例 · 用例
これらの矛盾撞着によって三段論法では説けない道理を解説しているところにこの書の妙味があるであろう。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
仏教は、この隠れていても実は私達の日常見聞する現実のあらゆるものをあやつっている根本をも、一緒にくっつけて現実を見詰めるのですから、表面だけの変化や矛盾撞着に瞞着されません。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
それは餘程以前の事であるが、この近い三年許りの間も、常に自分の思想と實生活との間の矛盾撞着に惱まされながら、猶且つその矛盾撞着が稍々大なる一つの悲劇として事實に現はれてくるまでは、その痛ましき二重生活に對する自分の根本意識を定めかねてゐたのである。
石川啄木 郁雨に與ふ 青空文庫
矛盾撞着……信仰のない生活は、いかりを持たない船にひとしく、永遠に安住のないことを深刻に恥じた。
伊藤左千夫 去年 青空文庫
二十八年の長きにわたって当初の立案通りの過程を追って脚色の上に少しも矛盾撞着を生ぜしめなかったのは稀に見る例で、作者の頭脳の明澄透徹を証拠立てる。
内田魯庵 八犬伝談余 青空文庫
ところで、今日の私たちの日暮しなるものの土台はまことに矛盾撞着甚しいものがあるのであるから、作者山本氏の与える種類の正義感の満足には一面に、その当然の性質として大きく現代の常套と妥協せざるを得ないところがある訳である。
宮本百合子 山本有三氏の境地 青空文庫
矛盾撞着の葛藤を引きずつたまゝ大きな敗戰の前に、日本といふ樹木はほんたうの神風にあふられてゐるやうに、澤山の哀れな落葉をあたり一面にふりはらつてゐる。
林芙美子 なぐさめ 青空文庫
その他何から何まで理窟の揃わない辻褄の合わぬ事ばっかりしているので、その行動の矛盾|撞着している有様が、ちょうど岩形氏の死状の矛盾撞着と相対照し合っているかのように見えるところを見ると、その間には何かしら共通の秘密が伏在していはしまいか。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
作例 · 標準
彼の発言は矛盾撞着に満ちており、誰も信用しなかった。
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自分の主張が矛盾撞着していることに、彼は気づいていなかった。
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この理論は内部で矛盾撞着を起こしているため、再検討が必要だ。
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