霧箱
きりばこ
名詞
標準
cloud chamber
文例 · 用例
そこで、ウィルソン霧箱と云うものをつかって巧妙な方法でその途筋を写真にとると、途中の通路がはっきりわかる。
— 石原純 『雨粒』 青空文庫
ウィルソン霧箱というのは、物理学の書物を見れば説明してあるが、つまり水蒸気を過飽和にする一種の装置で、そのなかへ放射線を通すと、それが通過した場処にはイオンが出来、その周りに水蒸気が凝結して水粒となるから、これを写真にとると放射線の通路が示されるのである。
— 石原純 『雨粒』 青空文庫
このウィルソン霧箱の方法というのは、説明を聞けば何でもないが、いかにも巧妙なものだと云わなくてはならない。
— 石原純 『雨粒』 青空文庫
そこで普通にはとても正体のわからないと考えられる事柄でも、何かの工夫をしてせめてその輪廓をでも明らかにすると云うことが、このウィルソン霧箱のように出来たなら、実にすばらしい事ではあるまいか。
— 石原純 『雨粒』 青空文庫
ウィキペディア
霧箱 は、蒸気の凝結作用を用いて荷電粒子の飛跡を検出するための装置。1897年にチャールズ・ウィルソンが発明した。
出典: 霧箱 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0