愛念
あいねん
名詞
標準
affection
文例 · 用例
自分の大切な生命力をついやさ無いものに本当の愛念の残るはずはありません。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫
持たない中こそ何でもなかったが、手にして見るとその竿に対して油然として愛念が起った。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
『王子法益壊目因縁経』に、高声|愧ずるなく愛念するところ多く、是非を分たぬ人は驢の生まれ変りで、身短く毛長く多く食い睡眠し、浄処を喜ばざるは猪中より生まれ変るといい、『根本説一切有部毘奈耶』三四に、仏諸比丘に勅して、寺門の屋下に生死論を画かしむるに、猪形を作って、愚痴多きを表すとある。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
手に取って打ち返して見れば、さすがに自分の拵えたもの故、ほんの遊びいたずらとはいいながら、他のあてがわれた仏様よりも愛念の情が自ずと深いわけ。
— 猫と鼠のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
この名が一|党の者の口にでるときは、だれの胸にもすえの弟を思うような愛念が一|致するのもふしぎであった。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
かれがこの水独楽を愛すること、竹童がかの火独楽をつねに大事にするのと愛念において少しもかわりはないのであった。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
例句