本港
ほんこう
名詞
標準
文例 · 用例
場所は一真寺の裏門から始まった一本道をずっとまっすぐ右に来て、先は本港町へ通ずる越前家お下屋敷との間の細い路上なのです。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
(大正十年一月、『太陽』二七ノ一)2 この稿を続けるに臨み啓し置くは、鶏の伝説は余りに多いからその一部分を「桑名徳蔵と紀州串本港の橋杭岩」と題して出し置いた。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
近年まで紀州串本港では、漆器の匣を婚夜、新婦と倶に壻方え屆けおき、翌朝壻方より返し來るを、嫁の母が檢して、安心又は心配する習ひだつた。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
そして程なく串本港に寄り、次いで古座港に寄つて勝浦に向つた。
— 若山牧水 『熊野奈智山』 青空文庫
發着の時間がよく分つてゐなかつたので、比叡の辻の太湖汽船の乘降場までゆくと、八時半にそこに寄航する東りをゆく船は急行で、坂本港へは寄航しないので、堅田まで俥でいつて、其處から乘ることにした。
— 琵琶湖めぐり 『湖光島影』 青空文庫