本行
ほんぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
来てはゐましたが一昨日の晩の処にでなしに、おぢいさんのとまる処よりももっと高いところで小さな枝の二本行きちがひ、それからもっと小さな枝が四五本出て、一寸盃のやうな形になった処へ、どこから持って来たか藁屑や髪の毛などを敷いて臨時に巣がつくられてゐました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
来てはいましたが一昨日の晩の処にでなしに、おじいさんのとまる処よりももっと高いところで小さな枝の二本行きちがい、それからもっと小さな枝が四五本出て、一寸盃のような形になった処へ、どこから持って来たか藁屑や髪の毛などを敷いて臨時に巣がつくられていました。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
私は熊本行を契機として転向、といふよりも復帰することが出来た。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
改札口を出て見ると、駅前の広場に湯本行きの電車が発車するばかりの気勢を見せてゐた、が、その電車も、此の前の日曜の日の混雑とは丸切り違つて、まだ腰をかける余地さへ残つてゐた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
夜は十時に近かつたがまだ湯本行の電車はあるやうに思つた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
此れが有名な石垣山の一夜城であって、湯本行のバスの中なんかで、女車掌が必ず声を張り上げて一くさりやる物語りである。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
南側に檜が幅を利かしているごとく、北側には桐の木が七八本行列している。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
改札口を出て見ると、駅前の広場に湯本行きの電車が発車するばかりの気勢を見せていた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫