文化面
ぶんかめん
名詞
標準
cultural aspect
文例 · 用例
▼必要以上に薬を利かすとか、必要以上にジャナリズム編輯者を萎縮させるといふことは、これは単に作家個人の死活問題にとどまらない、文化面の萎縮として、正常な状態でないから、吾人は文化面の明朗化を望む意味からも、当局者にその間の事情に対する適応に敏感であることを望みたい。
— 大波小波 『小熊秀雄全集-20』 青空文庫
そうして一朝事が無くなると、又澄まして文化面をして田舎者を馬鹿にする。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
労働能力だけは現代最新技術に適応して訓練されているが、文化面では渾沌におかれている夥しい数の青年男女が彼等と彼女たちの僅かの時間と金銭とを、嬉々としておどろくような情熱をもって映画に投じている。
— ――観客の問題―― 『観る人・観せられる人』 青空文庫
例えば評論家と全く裏がえしの文化面に立つ大衆小説家でさえ、日本ではまだ吉屋信子を元老としなければならない状態なのだから。
— 宮本百合子 『文学と婦人』 青空文庫
貧困が文化面に迄及んでいる一般人は、身に迫った生活の苦痛の中で、活きかたを求めこそすれ、こなごなのようにされ、生気を失っている自我がああでは如何、こうでは如何と、自意識の鏡にうつして身をよじる文学の眺めに、ついて行けないのは当然ではないであろうか。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
しかも、文化面だけでも社会の対立を意識する心にはそれが鋭く感じられる時期であるから、この三つの事情は相互に絡み合いその上外部とのめり張りによって局部局部では凹凸がはげしく、今日ほどプロレタリア文学の内容が雑多、複雑であったことは嘗て過去十何年間になかったであろうと思う。
— 宮本百合子 『プロ文学の中間報告』 青空文庫
硯友社時代の師匠、その弟子という関係でかためられた流派的存在、対立が、各学校の文科卒業生たちが文化面での活動分子として数に於ても増大して来たと同時に、出版事業の形態も拡大し、より広汎な、各流派を包括する文壇が形成された。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
日本近代社会がその推移の過程で引き裂いた文化面のこの無惨な亀裂を今日性急に主観的にとび越え、埋めようとするところから、或る意味では従来の反動として、市民的日常性への無条件降服のきざしが作家の間に生じている。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
作例 · 標準
毎朝新聞を開くと、まずは文化面をチェックして新刊書籍の書評や最新の映画情報を収集するのが日課だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は政治や経済といった硬いトピックだけでなく、音楽や演劇など文化面でも非常に優れた洞察力を持っている。
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地域の魅力を広く発信するため、広報誌に文化面を新設し、地元の歴史的な名所や郷土料理を詳しく紹介した。
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