丸く
まるく
副詞頻度ランク #12367 · 青空 0 例
標準
in a circle
文例 · 用例
馬場の足もとに、真赤な麻の葉模様の帯をしめ白い花の簪をつけた菊ちゃんが、お給仕の塗盆を持って丸く蹲って馬場の顔をふり仰いだまま、みじろぎもせずじっとしていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
山猫は青い眼を光らせ、脊を丸くして私たちをじっと見つめていた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
しかるにその同じ家郷を、ひとえに時間の所在に求めて、追懐のノスタルジアに耽った蕪村は、いつも冬の炬燵にもぐり込んで、炭団法師と共に丸くなって暮していた。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
勘定をすませ丸く肥え太りたる脊低き女に革鞄|提げさして停車場へ行く様、痩馬と牝豚の道行とも見るべしと可笑し。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
山崎理学士は信州白馬岳の葱平(海抜約二千九百米突)近傍において、擦痕ある岩壁を見られ、それを氷河の遺跡と判断せられて、表面が丸く滑っこく、その上に擦痕があるのを特徴に挙げた。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
三合四合と登るほどに、黒砂は凝結したように、ポロポロと硬くなって、時に生れどころの解らない大霧が、斜面を這って、煙のように舞い立つこともあったが、五合へ来たときには、それも拭うように晴れて、北風が起り初めた、鳶が一羽、虚空に丸く輪を描いて山体の半分を悠揚と匝ぐって、黒い点となって、遥かに消え失せた。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
あの蒲鉾なりに並んだ茶の樹の丸く膨らんだ頭を手で撫でて通りたいような誘惑を感じる。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
丸く見渡せる晴れ空をしら雲が一日じゅうゆるく亙って過ぎた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
キャンプファイヤーを囲んで、みんなで丸くなってフォークダンスを踊った。
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冬の寒い夜、猫は体を丸くしてこたつの中で眠っている。
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子供たちが粘土を手のひらで転がして、丸く形を整えている。
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標準
amicably
作例 · 標準
彼も昔は尖っていたが、年を重ねるにつれて性格が丸くなってきた。
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激しい議論の末、最後はお互いに歩み寄って丸く解決することができた。
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周囲との調和を考えて、もっと丸く振る舞うように心がけている。
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