後鳥羽院
ごとばいん
名詞
標準
ex-Emperor Gotoba
文例 · 用例
信實の歌にては、夕立する頃の例のいかめしき雲を云へるが如く、後鳥羽院の御歌にては、たゞ美しき夕の雲をさし玉へるが如し。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
定家卿の『建仁元年後鳥羽院熊野御幸記』に鹿瀬山を過ぎて暫く山中に休息小食す、この所にて上下木枝を伐り、分に随って槌を作り、榊の枝に結い付け、内ノハタノ王子に持参(ツチ分罰童子云々)し各これを結い付く。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
右後鳥羽院葉をしげみ洩る隙もなし秋の夜の 月おぼろなる足柄の山左 勝法印慶運足柄の山たちかくす霧の上に ひとりはれたる富士の白雪秋月のおぼろに、文字の面白味を寓せるつもりなるべけれど、さばかりの詩趣はあらず。
— 大町桂月 『足柄の山水』 青空文庫
一は後鳥羽院の御製を刻し、他は平兼盛、能因法師、梶原景季の歌を刻す。
— 大町桂月 『白河の關』 青空文庫
私達は瀬崎の港を通り過ぎた時に、袖掛け松なぞに遺る後醍醐天皇の故事を聞いたが、今また隱岐の見えるところへ來て、あの島に十數年を送られたといふ後鳥羽院の故事をも聞いた。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
歴代の天皇の中でも、あの後鳥羽院が伏見院と並んで多くのすぐれた歌を後世まで遺されたといふことも、さうした境涯に激發されたためであつたらうか。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
荻の葉を吹き棄てて行く風の音に心乱るゝ秋の夕暮 後鳥羽院のは一段とすぐれてゐる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
明月記・後鳥羽院御記・業資王記などの、稲荷詣での記事の抜き書きで見ても、必しも一社とは、見られぬ命婦社の名が、散らばつてゐる。
— 折口信夫 『狐の田舎わたらひ』 青空文庫
作例 · 標準
後鳥羽院は、隠岐に流された後も文化活動を続けたことで知られる。
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新古今和歌集には、後鳥羽院の歌が多く選ばれている。
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歴史の授業で、承久の乱と後鳥羽院の関係について学んだ。
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