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白丁

はくちょう異読 はくてい
名詞多音語
1
標準
young man of conscription age who has not yet undergone military training
文例 · 用例
お鶴が石壇にかかりますと、もう遥か奥に、鏡が一面、きらきらと蒼い月のように光ります前に、白丁を着た姿が見えたといいます。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
時に、宮奴の装した白丁の下男が一人、露店の飴屋が張りそうな、渋の大傘を畳んで肩にかついだのが、法壇の根に顕れた。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
「…………」 と喚く鎌倉殿の、何やら太い声に、最初、白丁に豆烏帽子で傘を担いだ宮奴は、島のなる幕の下を這って、ヌイと面を出した。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
白丁奴軽くなったナ。
幸田露伴 貧乏 青空文庫
狹い、崖の上の廣場の石の鳥居の下で、三十人許りの烏帽子白丁の人々が踊ををどつて居るのである。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
その年十月十九日、宝の市の最後の夜は、稚児、市女、順々に、後圧えの消防夫が、篝火赤き女紅場の庭を離れる時から、屋台の囃子、姫たちなど、傍目も触らぬ婦たちは、さもないが、真先に神輿を荷うた白丁はじめ、立傘、市女笠持ちの人足など、頻りに気にしては空を視めた。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
背後に二人、朱の台傘を廂より高々と地摺の黒髪にさしかけたのは、白丁扮装の駕寵人足。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
中に一人落しものをしたように、うろうろと、市女たちの足許を覗いて歩行くものもあって、大な蟻の働振、さも事ありげに見えるばかりか、傘さしかけた白丁どもも、三人ならず、五人ならず、眉を顰め口を開けて空を見た。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、白丁は徴兵の対象となる年齢の若者を指した。
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彼はまだ白丁の身分であり、本格的な軍事訓練はこれからだった。
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白丁として、彼は村の共同作業や農耕に力を尽くした。
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2
標準
man with no title and no rank (under the ritsuryō system)
作例 · 標準
律令制度の下では、白丁は官位を持たない一般の公民を意味した。
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彼は家柄は良いものの、官職に就くことはなく白丁として一生を終えた。
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当時の税制では、白丁にも過酷な負担が課せられていた。
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3
標準
servant dressed in a white uniform who carries objects for his master
作例 · 標準
大名行列の先頭では、白丁が威儀を正して槍を運んでいた。
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彼は屋敷の白丁として、主人の輿や荷物を運ぶのが日課だった。
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白丁の白い衣装は、主家の格式を示す重要な役割を持っていた。
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ウィキペディア曖昧さ回避

白丁(はくちょう、はくてい、ペクチョン) 白丁 (装束)(はくちょう) - 狩衣から派生した白装束。祭祀などで着用される。 白丁 (律令制)(はくてい、はくちょう) - 古代日本における律令制下で雑務にあたった無位無官の者、良民(平民)。 ペクチョン - 15世紀頃からの朝鮮半島の身分階級における最下層の賤民のひとつで、被差別民。主に屠畜業(家畜の屠殺・精肉業)に従事していた人々。仏教や儒教では「汚れた仕事」とされていたため、差別を受け、衣服や住居も制限されていた。「白丁」の漢字が当てられ、日本語では「ペクチョン」「はくてい」と読む。

関連項目
出典: 白丁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0