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貝殻骨

かいがらぼね
名詞
1
標準
shoulder blade
文例 · 用例
貝殻骨から胸板まで、サーッと一太刀。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
と初七日の晩から女中へおみねの死霊が憑いて、「伴蔵さん、貝殻骨から乳の下へ掛けてズブズブと突きとおされた時の痛かったこと」などといいだす。
「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 我が圓朝研究 青空文庫
みんなさりげなく眼をそらしてゐるなかで、甥の志郎だけが、強い近眼鏡に好奇心を反射させながら、にぶい蝋色をして貝殻骨をうつすらと浮かせてゐる、主婦の背中を、じろじろ眺めてゐた。
神西清 地獄 青空文庫
棺の中に納められて、ろくに線香をあげる人もない心細い有様であったにしても、とにかく一度は確かに死んだはずの主人孫右衛門が、平常着のまま、仏間の後ろの暗い廊下で、後ろから匕首で、左貝殻骨の下を縫われ、紅に染んで死んでいたのです。
二度死んだ男 銭形平次捕物控 青空文庫
貝殻骨の下から、胸まで突き刺す手際じゃ、娘の仕事でないことは判り切っているから」 久三郎はもう一度苦い顔をしました。
二本の脇差 銭形平次捕物控 青空文庫
」「あの直刃の短刀は貝殻骨の下へ槌で打込んだように真っ直ぐに入っていた。
血潮の浴槽 銭形平次捕物控 青空文庫
前髪を焦すような恰好で坐って、四方は血の海、後ろへ廻ってみると、鋭い切出しが、左貝殻骨の下へ、真っ直ぐに突っ立っていたのでした。
人形の誘惑 銭形平次捕物控 青空文庫
傷というのは、伊達の素袷の背後から、牛の角突きに一箇所だけ、左の貝殻骨の下のあたり、狙ったように心臓へかけてやられたのですから、大の男でも一たまりもなかったでしょう。
美女を洗い出す 銭形平次捕物控 青空文庫