穿ち過ぎ
うがちすぎ
名詞
標準
reading too much into things
文例 · 用例
同時に少々|穿ち過ぎた感想ではあるが、翁の芸風は元来器用な、柔かい、細かいものであったのを尽く殺しつくして、喜多流の直線で一貫した修養の痕跡が、どこかにふっくりと見えるような含蓄のある太い、逞しい直線であったように思う。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
婚礼を破談にされた遺恨から、心のひがんだ女親がその復讐のために、相手の男の妹娘をどこへか隠したのであろうというお広の密告は、少しく穿ち過ぎた想像ではあるが、そんなことが決してないとは云えない。
— 半七先生 『半七捕物帳』 青空文庫
朱子の語類には、凡爻中言人者、必是其人嘗占得此卦といひ、帝乙歸妹、箕子明夷、高宗伐鬼方の類を其例として擧げて居るが、少し穿ち過ぎて居るやうである。
— 内藤湖南 『易疑』 青空文庫
「穿ち過ぎますよう存ぜられますれば……」「そち田沼に贔屓するか!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
又春のうちにと人に御ことよさし給ひし事のありけるが、それが期を過ぎたりければ、その人をそゝのかし、その期おくれたるを怨ませ給ふ御心なるべし」と云ったのは、穿ち過ぎた解釈で甚だ悪いものである。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
これは作歌の態度というよりも性格ということになるであろうか、そこで、守部の説は穿ち過ぎたけれども、「戯れ給へる也」というところは一部当っている。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
その中にも、穿ち過ぎたものに、かようなのがございました。
— 酒井嘉七 『京鹿子娘道成寺』 青空文庫
第六天の神主の鏑木甲斐という人が、かなり飲ける方で、道庵とも話が合うのだから、これから興に乗じて、その人を嗾そうという企らみのように解釈するのも、余りに穿ち過ぎているようです。
— 小名路の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
例句