度し難い
どしがたい
形容詞
標準
beyond help
文例 · 用例
最う少し精しく云ふて見れば、今の詞壇には、新しい歌を読む人が随分少くはない、併し其諸名家の作物を読んで見ると、其人達は歌に対する、どういふ信念と要求とから、こんな風な歌を作るのかと怪まれるものが比々皆然りで、作者の精神が何処にあるのか、殆ど忖度し難いものが多い。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
実に懦弱で欲張り根性の突張った奴等ほど済度し難い者はないのだ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
まことに、どうも、度し難いものです。
— 太宰治 『たずねびと』 青空文庫
照子と彼との関係が、その間男の心が如何に不自然に働いたかは、(それは彼の度し難い性癖かも知れないが)その後彼が延子を恋するやうになつてから、どんなにそのコヂれた感情の為に苦しむでゐるかといふ、たゞ延子との相対関係に反映した情実だけに止めて置く。
— 牧野信一 『坂道の孤独参昧』 青空文庫
「縁なき衆生は度し難い」などと、昔からいっていますが、縁のないものには、如何ともし難いのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
」「度し難いBさん。
— 海野十三 『十年後のラジオ界』 青空文庫
――度し難い奴だ」「お前も何だな」 やがて彼は白い天井から文句を読み上るように云った。
— 宮本百合子 『或る日』 青空文庫
「猫」のなかではそれでも一抹の諧謔的笑いが響いているが、「三四郎」の美禰子と三四郎との感情交錯を経て「道草」の健三とその妻との内的いきさつに進むと、漱石の態度は女は度し難いと男の知的優越に立って揶揄しているどころではなくなって来ている。
— 宮本百合子 『漱石の「行人」について』 青空文庫
作例 · 標準
彼の度し難い怠け癖には、もうあきれ返るしかない。
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その度し難い悪癖は、なかなか治らないだろう。
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彼は度し難いほど頑固で、人の意見を聞こうとしない。
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