見られたものではない
みられたものではない
表現形容詞
標準
not a pretty sight
文例 · 用例
男は越中|褌一本、女は腰巻一枚、大の字|也になり、鼻から青提灯をぶら下げて、惰眠を貪っている醜体は見られたものではない。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
あの龍のような不格好な老樹が、もし滑々した肌をもっていたら、それはとても見られたものではないでしょう。
— 佐左木俊郎 『季節の植物帳』 青空文庫
条件がそろつてゐるからえゝマヽヨと怪しからぬ気分になるのも尤もだが、痛ましくて、悪く言へば正視に堪へざる醜悪さで、白昼見られたものではない。
— 坂口安吾 『母の上京』 青空文庫
殊に日間は昨夜の花が赭く凋萎たれて、如何にも思切りわるくだらりと幹に付いた態は、見られたものではない。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
やつれ果てゝ、二目と見られたものではないぞ。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫
普通のラッシュは旧いフィルムを再製したものに焼くので、とても見られたものではないが、今度のは比較的よいフィルムに焼いて貰ってあったので、その試写を小宮さんとか安倍さんとかいう少しやかましそうな先生方にも見て貰った。
— 中谷宇吉郎 『映画を作る話』 青空文庫
全く、さいぜん生温い声で助けを呼んだ言い分と同様、衣服は裂け、面と言い、手といい、向う脛と言い、露出したところはすり創、かすり創、二目と見られたものではないのです――でも、申しわけのためかなんぞのように、左の片手には、薬草を一掴み掴んで、放そうとはしていない。
— 新月の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
信吉を女房にあまい男だと云い、信吉に限らず、一般に世間の男は女房にあまくて、そのだらしのなさは見られたものではないと云った。
— 山本周五郎 『嘘アつかねえ』 青空文庫
作例 · 標準
長年手入れされていない庭は、もはや見られたものではない。
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大失敗した彼の発表は、まさに会場で見られたものではなかった。
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「そんなだらしない恰好で、人前に出るなんて見られたものではないぞ。」と父は言った。
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