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天爾遠波

てにをは異読 テニヲハ
名詞
1
標準
postpositions (in Japanese)
文例 · 用例
読み難い仮名を本字に、本字を仮名に、天爾遠波の落ちたのを直し補った程度のものに過ぎない)    片面鬼三郎自伝 われ生まれて神仏を信ぜず。
夢野久作 白くれない 青空文庫
「ア」の意味は天爾遠波「は」と等しい。
福士幸次郎 津軽地方特有の俚諺 青空文庫
また「上風に」のに、「音なき麦を」のをが、てにをはとしての重要な働きをして、句の内容する象景を画いてることは言うまでもない。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
俳句の如き小詩形が、一般にこうした複雑な内容を表現し得るのは、日本語の特色たるてにをはと、言語の豊富な聯想性とによるのであって、世界に類なき特異な国語の長所である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
文章というものは、第一に、てにをはの使用を確実にしなければならぬ、等と当り前の事を、一大事のように繰り返し繰り返しおっしゃって、太郎は庭を遊ぶというのは、あやまり。
太宰治 千代女 青空文庫
この、画題と俳句との相違はどこから生まれるかというと、それは対象の象徴的心像の選択と、その排列と、句をはたらかせる言葉のさばきとであり、なかんずく重要なのは「てにをは」の使用である。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
(文章のてにをはの記憶ちがいは許せ。
――当りまえのことを当りまえに語る。 もの思う葦 青空文庫
普通に歌は「なり」、「けり」、「らん」、「かな」、「けれ」などのごとき助辞をもって斡旋せらるるにて名詞の少きが常なるに、この歌に限りては名詞極めて多く「てにをは」は「の」の字三、「に」の字一、二個の動詞も現在になり(動詞の最短き形)居候。
正岡子規 歌よみに与ふる書 青空文庫
作例 · 標準
日本語を学ぶ上で、「は」や「が」などの天爾遠波を使い分けるのは難しい。
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天爾遠波一つで文章のニュアンスがガラリと変わるから、面白い。
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昔の人は助詞のことを「天爾遠波」と呼び、言葉の響きを大切にしていた。
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