様達
さまたち
名詞
標準
文例 · 用例
夢か、現か、分らん、俺は迚も貴様達に抵抗する力はない。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
呆れてしまった少女達は、世の中の奥様達のことを考えて、実に気の毒と思いました。
— 岡本かの子 『気の毒な奥様』 青空文庫
やがてトシオが来たのは、春の頃、トシオが雲雀の声を聞き乍ら、お友達とのどかに摘み草をしたり、夏のみずみずしい緑葉をふみ乍ら、姉様達と蛍狩をした、広い野原でありました。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
「お前様達、一里|駆ッこをするのかね」と爺さん達は眼を円くしている。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
此田舎が東京には沢山にあるので、叔母様達の想像して居るやうな、画に書いてあるやうな処は東京十五区の中、幾ヶ所もないのであります。
— 國木田獨歩 『夜の赤坂』 青空文庫
貴様達は何と思う、礼手紙だ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
どうだ、えらいでないか貴様達なら何とする?
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
頂きませねばお叱りのあるのは必定、それがまた三河育ちの御殿様達が御自慢の御気風でござりましょうゆえ、喜んで頂戴いたしまするでござります」「いや申したな、申したな、なかなか気の利いたことを申す奴じゃ。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫