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名詞
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標準
文例 · 用例
以来、十春秋、日夜転輾、鞭影キミヲシ、九狂一拝ノ精進、師ノ御懸念一掃ノオ仕事シテ居ラレルナラバ、私、何ヲ言オウ、声高ク、「アリガトウ」ト明朗、粛然ノ謝辞ノミ。
太宰治 創生記 青空文庫
而してこの二つの潮流のする所に濃霧が起こる。
有島武郎 潮霧 青空文庫
奧さんは迷信家で、夫の母君の干支を氣にして、向うを殺せねば、自分が殺せられるといふやうな事を思つてゐる。
森鴎外 半日 青空文庫
『東鑑』〈文治二年八月十六日午の、西行上人退出す、しきりに抑留すといえども、敢えてこれにかかわらず、二品(頼朝)銀を以て猫を作り贈物に充てらる、上人たちまちこれを拝領し、門外において放遊せる嬰児に与う云々〉。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
さて本元の支那人が十二禽から十二支を別に立てたのはよいが、十干の本たる木火土金水の五行をそのまま木火土金水と有形物の名で押し通したから、火は木を焼いて水に消さるなどと相生相の説盛んに、後世雑多の迷信を生じた。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
肉の惱みの相が、小路に跳りかつ消ゆる其聲黒し。
上田敏 牧羊神 青空文庫
しかし、その肉と骨との相するような、鈍い、陰惨な音を聴くと、却って、不思議そうに見守っていた他の座員達の方が、或る者は思わず唇を噛締め、又或る者は顔を外向ける程だった。
蘭郁二郎 夢鬼 青空文庫
が、葉子の美しい肉体の中には、黒吉の猛練習が生んだ、血と肉と骨の相する陶酔境が、空を切る鞭の下に、生々しく甦えり、彼女を甘美な夢に誘うのだった。
蘭郁二郎 夢鬼 青空文庫