百万言
ひゃくまんげん
名詞
標準
saying something many times
文例 · 用例
自分の意志や感情やを、真によく対手に呑み込んでもらうためには、対手が自分の親友|知己であり、自分の心持ちや性格やを、充分によく知っているものでない限り百万言を費して無駄になる場合が多い。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
云うまでもなく、朝顔を見たことのないエスキモー土人に朝顔を説明するに百万言を費やすよりも写真か映画で一分間を費やした方が早分りである。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
この至誠殉法の一語は、民会に諭す百万言よりも彼らの叛意を翻すに殊効があったろうと思う。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
その女の叫ぶ百万言もみんな彼には判っていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
それから、僕も開き直って、徳川公の書の能書なることをあれこれと様々に説明したが、遂に彼等を承服させ得ず、百万言の説法も徒労に終ったばかりか、遂には、君の見方も当てにならないね、という風で、そのためこちらまで不信任になった。
— 北大路魯山人 『現代能書批評』 青空文庫
偉人の片言というものは、くだらねえ奴らの百万言より、どんなに身に沁むか解らない。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
百万言をついやしても同じこと。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
彼等は精々、百万言を費して、そういう観念が必要であり、そういう観念が成立するということを、弁明しているに過ぎない。
— 戸坂潤 『認識論とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
百万言費やして説得を試みたが、彼の固い決心を翻すことはできなかった。
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親の百万言の小言よりも、友人の一言の方が心に響くことがある。
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「百万言並べ立てても、行動が伴わなければ意味がない」と厳しく指摘された。
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