将棋の駒
しょうぎのこま
名詞
標準
shogi piece
文例 · 用例
達沢は大男で、頭髪がネグロ人のやうにモシヤ/\してゐて、顎が剪落されたやうに短いため、此の顔は分厚な将棋の駒を想はせた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
将棋盤を人生と考え、将棋の駒を心にして来た坂田らしい言葉であり、無学文盲の坂田が吐いた名文句として、後世に残るものである。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
その屋根は上部で段がついた深い急勾配で、正面から見ると将棋の駒の外観をしていた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
見れば、その下駄は将棋の駒の形に削つてあり、表にはそれぞれ「角」と「竜」の駒の字が彫りつけられてゐるのだつた。
— 織田作之助 『六白金星』 青空文庫
十六むさし、将棋の駒の当てっこなどしてみたが気が乗らぬ。
— 寺田寅彦 『竜舌蘭』 青空文庫
小頭って役目は、右向けいってときに、みんなが右さ向く間に、左さ向いて、肩を将棋の駒のようにしながら、火事場の方角でも確かめるのかね?
— 佐左木俊郎 『或る部落の五つの話』 青空文庫
そして、将棋の駒のように肩を角ばらせて顔を伏せた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
政治家はただ民を民衆という一団として見、経済学者は数を以てのみ人を見、軍人はあたかも将棋の駒を動かすが如き考を以て部下の兵に臨むのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
作例 · 標準
将棋の駒を磨くのが、対局前の精神統一になっている。
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散らかった将棋の駒を、一つずつ箱に片付ける。
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「王将」の文字が刻まれた将棋の駒は、重厚感がある。
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