臥ゆ
こゆ
Nidan verb (upper class) with 'yu' ending (archaic)動詞-自動詞
標準
to lie down
文例 · 用例
震動の筋肉感や、耳に聞こゆる破壊的の音響や、眼に見える物体の動揺転落する光景などが最も直接なもので、これには不可抗的な自然の威力に対する本能的な畏怖が結合されている。
— 寺田寅彦 『地震雑感』 青空文庫
長さよりも幅の方が長い橋にさしかかったから、幸いとその欄に倚っかかって疲れきった足を休めながら二人は噴煙のさまのさまざまに変化するをながめたり、聞くともなしに村落の人語の遠くに聞こゆるを聞いたりしていた。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
みちをながるゝ雪代に、 銹びしナイフをとりいでつ、しばし閲してまもりびと、 さびしく水をはねこゆる。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
汗に蝕むまなこゆゑ、 昴の鎖の火の数を、七つと五つあるはたゞ、 一つの雲と仰ぎ見き。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
梢をわたる風の音遠く聞こゆ、ああこれ武蔵野の林より林をわたる冬の夜寒の凩なるかな。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
野末はるかに百舌鳥のあわただしく鳴くが聞こゆ。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
中流より石級の方を望めば理髪所の燈火赤く四囲の闇を隈どり、そが前を少女の群れゆきつ返りつして守唄の節合わするが聞こゆ。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
町の西端に寺ありてゆうべゆうべの鐘はここより響けど、鐘|撞く男は六十を幾つか越えし翁なれば力足らず絶えだえの音は町の一端より一端へと、おぼつかなく漂うのみ、程近き青年が別荘へは聞こゆる時あり聞こえかぬる時も多かり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
作例 · 標準
殿は病のため、床に臥ゆ。
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夕闇迫る頃、旅人は道端に臥ゆ。
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疲れ果てた兵士たちは、その場に臥ゆ。
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