陬夷
陬夷
名詞
標準
文例 · 用例
蛮陬夷落之が為に事少く、虜陣戎庭之が為に虞れず。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
のみならず彼の部下が明かに当時蛮陬夷落であり、虜陣戎庭であったことは、彼が仏に対する詐らざる告白によって争うことが出来ないのである。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
降って東大寺の重源が平重衡によって焼かれた大仏殿の再建を企つるや、第一に大檀那として施主に仰いだのはこの夷域たる蛮陬夷落虜陣戎庭であった。
— 喜田貞吉 『奥州における御館藤原氏』 青空文庫
ことに藤原清衡の如きは、自ら「東夷の遠酋」と云い、「俘囚の上頭」と云い、その配下を称して「蛮陬夷落」、「虜陣戎庭」などと称し、京都の公家衆は清衡の子基衡を呼ぶに、「匈奴」の称を以てし、その子秀衡を呼ぶに、「奥州の夷狄」の語を以てしております。
— 喜田貞吉 『本州における蝦夷の末路』 青空文庫