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腹下

はらした
名詞
1
標準
文例 · 用例
御馳走を喰えば栄養になり、喰い過ぎれば腹下りを起こすくらいのことは知っていたが、この、医学者でも物理学者でも何でもない助手M君の感冒起因説は当時の自分の医学上の知識を超越していたのである。
寺田寅彦 変った話 青空文庫
その訳はこの一群の諸蛇蜥蜴を離るる事極めて遠からず、腰骨と後足の痕をいささかながら留めおり、すなわち後足の代りに何の役にも立たぬ爪二つ相対して腹下にある。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
このもの海藻や珊瑚類に、尾を捲き付くる体画竜のごとく性至って子を愛し、雄の尾の裏または腹下に卵を懐く嚢または皮あって、その内で孵った子供が自活し得るようになって始めて出で去る。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
雄の腹下や尾裏に子を懐く事海馬に同じ(長尾驢など濠州産の諸獣も腹の嚢中に子を育つるが、海馬などと異なり雌がその役を勤める)。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
また按ずるにホワイトの『セルボルン博物志』に牛が沢中に草食う際、鶺鴒その身辺を飛び廻り、鼻に接し腹下を潜って牛に著いた蠅を食う。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
」 半蔵は十一屋の二階の方に平助を見に行った時、腹下しの気味で寝ている連れの庄屋にそれを言った。
第一部下 夜明け前 青空文庫
ただ一つ私の不満で堪らないのは、父母が馬鹿に念を入れた、腹下しの用心からして、ついぞ一度も、思う存分、食わせてくれなかったことである。
堺利彦 私の父 青空文庫
「バカ――腹下しの丸薬を服ませるぞ。
牧野信一 鸚鵡のゐる部屋 青空文庫