武家時代
ぶけじだい
名詞
標準
feudal period (characterized by the rule of the shogunate, 1185-1867)
文例 · 用例
信長、秀吉、家康 戦国の群雄が素懐とした上洛の理想は、尾張に崛起した織田信長によつて遂げられたが、かうして、一躍新武家時代の寵児となつた信長は、上洛の栄誉を獲ると同時に、天下諸大名の嫉視の的となつたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
実際には幾つかの事情がかたまって亡命させたのだろうが、原因はどうであろうとも、とにかく若殿の近侍であった宗房がその主人の死とともに出奔し得たところに、その時代の武士気質が崩れかけて、もう武家時代の気風と異って来ている空気が感じられて面白い。
— 宮本百合子 『芭蕉について』 青空文庫
父権につれて尊重され始めた家系というものがその利害や体面のため、同族の女性をどれほど犠牲にして来たかということは、日本の武家時代のあわれな物語の到る所に現れている。
— ――結婚のモラル―― 『人間の結婚』 青空文庫
武家時代、婦人の生活は全くその父兄達の、戦略の便宜に支配された。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
武家時代に完成された文学の一つの形に謡曲がある。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
武家時代から徳川の全時代を通じて、日本には婦人作家というほどのものが出なかった。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
その争いに今ならば暴力団のような形でやとわれた武士が土地の豪族の勢力と結んで擡頭して来て不在地主であった公卿を支配的地位から追い、武家時代があらわれた。
— ――文学にそって―― 『女性の歴史』 青空文庫
ヨーロッパにルネッサンスの花が開きはじめた時代から日本が武家時代に入ったということを、私たちは忘れてはならないと思う。
— ――文学にそって―― 『女性の歴史』 青空文庫
作例 · 標準
源頼朝が鎌倉幕府を開いてから大政奉還に至るまでの約700年間が、日本の武家時代にあたる。
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武家時代の終わりとともに身分制度が崩壊し、新しい近代国家への歩みが始まった。
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その古い寺院には、武家時代から受け継がれてきた貴重な古文書や仏像が数多く残されている。
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