逆謀
ぎゃくぼう
名詞
標準
文例 · 用例
しかるに突然朝廷から土州への御沙汰では、『定昭儀は賊徒要路の職に罷在逆謀に組し候罪不軽』とあって、まだなかなか寛典を蒙りそうな様子でない。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
西漢の高祖の曾孫に當る劉爽は、その父衡山王の逆謀を上告した爲め、不孝の罪に問はれて棄市されて居る(『漢書』卷四十四、淮南・衡山・濟北王傳)。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
栗山大膳は苦肉の一策を案じ、忠之に逆謀ありといって五十六ヶ条の罪案をかまえ、主侯を相手どって公儀に出訴し、対決の結果、かえって忠之に逆心のないことを幕府に確めさせ、辛くも黒田の家を救った。
— 久生十蘭 『鈴木主水』 青空文庫
すなわち、執権奉書の文言どおりに言いわたされた口上というのは、前ノ源中納言北畠具行ハ、先帝ノ帷幄ニカクレ、天下ヲ禍乱ニ投ジタル逆謀ノ首魁タリシ事、スデニ歴乎タリ。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫