国文科
こくぶんか
名詞
標準
department of Japanese literature
文例 · 用例
然し漢文科や国文科の方はやりたくない。
— 夏目漱石 『処女作追懐談』 青空文庫
ねえ、君」 もとから根に逞しい文学慾もなかったのであろうか、こんな事情に嫌気がさして、池上は大学の国文科を途中で止めてしまったのだと言いました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「お花も、お茶もお琴も、そして職業学校では、造花と裁縫をやったし、女子大学の方では国文科だったんだから――」その先生は、なんにも出来ない事はない、どうしてそれが悪い先生だらう。
— 素木しづ 『嫂』 青空文庫
私のところへ、はじめてやって来た頃は、ふたり共、東京帝大の国文科の学生であった。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
今からほぼ十年ほど前に、慶応の国文科をで、葛西善蔵、宇野浩二らに私淑し、現在では秋田県の女学校教師であるこの作家の特徴は、非常に色彩のつよい、芝居絵のような太い線で、ある意味での誇張とげてものの味をふりまきながら、身振り大きく泣き笑いの人生を描くところにある。
— 宮本百合子 『一九三四年度におけるブルジョア文学の動向』 青空文庫
もう人の名も本の名もよくは覚えていないが、たとえば大町桂月とか塩井雨江とかいうような当時の国文科出身の新進文学士や、久保天随とか国府犀東とかいう漢文科出身の新進文学士が、しきりに古文もどきや漢文もどきの文章を発表した時代だ。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
この期間の自分は、東京帝国文科大学の怠惰なる学生であった。
— 芥川龍之介 『羅生門の後に』 青空文庫
『青鞜』は最初、社会的に全然地位も自由ももたない婦人たちが、文芸を通じて心の世界に自由を求め、そこに自分の生命を見出そうと、中野初子(日本女子大学国文科出身)木内錠子(同)保持研子(同)物集和子(夏目漱石門人・物集博士令嬢)平塚明子(日本女子大学家政科出身)の五人の発起だった。
— 長谷川時雨 『平塚明子(らいてう)』 青空文庫
作例 · 標準
兄は大学の国文科で、万葉集における色彩表現について研究している。
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国文科の学生たちは、放課後によく夏目漱石の作品について熱く議論を交わしている。
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「第一志望の国文科に合格したら、京都の古寺を巡る旅に出るつもりなんだ」
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